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親戚の家が火事になった件

 このサイトで初めてのblog記事がこれというのもどうかなって思うけど

Twitterでたくさんの人に励まされて、コミケ会場でも心配してくれる人が来てくれました。


もし自分の関係者が火災になった時どうすれば?ということを気にされてて

僕に「どのように対応したか」を教えて欲しいと数名からお願いされました。


<注意>

・お住いの地域や自治体で対応は変わってきます。

・僕が行ったのは素人が調べて手あたり次第あがいたものです。

・実際に罹災したのは叔父なので(手続きなどの処理など)叔父から聞いた話がほとんどです。

・あまり参考になりません。(重要)


2018年11月19日


 体調不良で寝ていたら15時過ぎに家の電話が鳴る。

隣町の警察署から電話

『くがさんのご自宅でしょうか?〇〇さん(叔父の苗字)という方はご存知ですか?』

「母の実家ですけど・・・。」


昨年(2018年)亡くなった母の実家で、その当時は祖父と叔父の二人暮らし。

叔父の家の緊急連絡先が我が家になっていたので連絡がきたそうです。


叔父の家の家族構成(名前、年齢等も)、連絡先、最後に訪問したのはいつか、

祖父は補助なしで歩けるかどうか・・・など細かく聞かれました。

「何かあったんでしょうか?」

尋ねると「13時頃から火災が発生しています。現在も消火活動中なのですが

通報したのは叔父さんだと思われます。その方は病院に救急搬送されました。

祖父と思われる方はまだ中に取り残されている模様です。

詳しいことが分かり次第またご連絡します。

ひとまず、身元を証明する必要があるため病院の救急受付に向かってください」


父に電話し事情を説明。

父が病院に向かい、僕は自宅で連絡を待つことに。


その間、TVのニュースを確認。Twitterも町名と火事で検索。


動画や写真がたくさん出てきた。すごい黒煙で遠くからも視認できるほどだったらしい。


30分後に再度、警察署から連絡。

ベランダで遺体を確認。おそらく祖父だと思われるが火が強いため

消防隊員が中に入れない状況と説明されました。

その電話の最中、TVではそのニュースが放送されていました。

2回目の電話はそこで終了。


消火後、明日以降の説明を電話で受けました。

・現場検証をするため朝9時に現場に来てほしい。

(叔父はおそらく入院になるため、くがさんの家の人が立ち会ってくださいと説明)

・祖父の遺体は事件性などの確認や現場検証、司法解剖などを経て身元確認が終わらないと

返却できない。(遺体の損傷が激しいので時間がかかるかもしれない)


大まかにまとめると以上の2点。

TVでは全国放送で叔父の名前と家が映され、明日以降どうしたらいいのかと

頭が真っ白です。(翌月にコミケを控えていて原稿の真っ最中だったし)


父が帰宅。

 病院に行って身元を説明、服も燃えて救急車の中で処置されたのでボロボロだったため

処分されたから、衣服・くつ・日用品を買ってきたと言っていました。


警察から現場検証に来てほしいといわれたことを伝え、

家が全焼したので住む場所がないので、久我の作業スペースを撤去してそこに寝具を配置すると

父から言われる。

この時点でコミケは絶望的になったと確信しました。


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翌日11/20


 父は現場検証のために出発。(会社は半休もらったらしい)

僕は家で待機してろと言われましたが、何か方法がないかと役場に向かいました。


ボクが住んでいるのは、「M町」。

叔父が住んでいるのは。「O市」。


叔父が我が家に住むとなるとM町になるので、M町役場へ行きました。


罹災(りさい)者用のアパートがあることは前日にネットで調べました。


説明するのに、「火事で家が全焼して」と伝えるのですが

だれもが「え?火事あったんですか?」という反応を返されるのでイラっとします。


叔父の本籍はO市なので、まずはそちらで聞くといいといわれ、

すぐO市の役所へ車で向かいました。


M町で案内された場所に向かうと、「生活保護ですか?」といわれる・・・。

なんか違うぞ?と思って事情を説明。

総合案内で聞いてくれと言われます。(市役所だから広すぎてわからない)

総合案内から説明を受けた相談窓口に行ってまた事情説明。


最終的に「住宅課」に案内されます。


住宅課の人にまた最初から説明。

ここでも「え?昨日火事あったの?」といわれる。


うちの担当か?あっちじゃね?となすりつけあうかの相談をしてるのがイライラした。


(もう時間たちすぎて忘れてしまいましたが)

公共の保障期間に相談しろと言われた気がします。

ですが、その担当官はすでに今朝現場に向かってるとその場で判明しました。


・罹災者用のアパートは市内各地にある。

・入居には消防署で発行される罹災者証明書が必要。

・アパートは民間に管理を委託しているため、管理会社と話し合ってもらう必要がある。

・アパートは一部破損しているため自分で修理してもらう必要がある。

(リストを見たら、窓ガラスなしとか、電球なしとか、手すり破損などがありました)

・電気、ガス、水道は自身で契約してもらう必要がある。

・家賃は2万。状況によって免除になる場合もある。

・風呂釜はリース契約、これも自身で契約が必要。

・先着順なので埋まったらあきらめてもらうしかない。


という説明をうけました。

ちなみに電球もないので・・・入居してすぐに暮らせるレベルではないと思う。

暖房もないそうです。

(毛布と救急セットのレンタルはあるって言ってた)

M町でも聞いてきた説明をしたら、

「M町で対応するならそっちでもいいよ。あとは本人がどうするか」

いいかげんだなぁ・・・。


罹災者アパートの一覧が書かれた紙と説明の冊子をもらって役所を出ました。



車に乗り込んだ時、ふと 詰めが甘い父親に現場検証の立ち合いなんて無理じゃね?と・・・。


そのまま家に戻らず現場に向かいました。


消防の現場検証の担当隊員7~8名が瓦礫をかき分けて写真や計測をしていました。

父親は自分の車のエンジンをかけて暖をとってた・・・。(役立たずめ・・・。)


父親は午後から叔父の見舞いに行く、その時に日用品も買わないといけないので

今のうちに銀行に言ってお金をおろしてきたいという。

(邪魔なので)どうぞと言って追い出した。


案の定、隊員から現場の見取り図を描いてほしいとか

この場所に何があったかなど説明してほしいといわれて対応しました。


現場から持ち出す貴重品(登記とか権利書とか)は父が確認のハンコをして

手続きが終わってたらしい。


現場はまだ柱から煙が上がってて中はほんのり暖かかった。

祖父が亡くなってた場所が入念に写真や寸法など計測され、

再度、叔父と祖父の仲はどうだったかなど聞かれました。

(親父は何を説明していたのか・・・)

(後日分かったことですが、父は叔父より背が低いので弟だと思われてたそうです。

父は発音というか活舌が悪いので義理の兄といったそうだけど隊員に伝わってなかったらしい)


現場検証でつらいのは、やじうま。

常に人が話しかけてくるし、道路に面しているので車が徐行して現場を見ていく。

あと近隣住民が被害を受けたと文句を言ってくる。


現場の右が元暴力ほにゃらら関係のご自宅、左がアパート、

後方が幼稚園の駐車場。

アパートの管理会社からお話があると名刺をもらった。

本人じゃないのでわからないっす。あとで伝えておきますねと言っておいた。


1~2時間くらいで現場検証が終了、名刺(箔押しされてた)をいただいて

担当の人の電話番号をそこに書いてくれた。


午後2時くらいだったので、ラーメン屋に直行。

ラーメンが来て、さぁたべるぞ!というときにその担当から電話。

叔父はおそらく携帯がないから父の連絡先を教えて終話。


食べ終わって、ローソンでアイス買うかなぁって立ち寄った時に父から電話。


「今、退院したから一緒に帰るから」


は?


まだ撤去も何も終わっていないぞ・・・?


1時間後

父と叔父が帰宅。


叔父がススがついて黒くなってた。

(ススは洗っても落ちないそうで、しばらく黒いままだそうです)


サイズが合ってない服とサンダルでやってきた。


現場から回収した書類(祖父はもともと金庫に物を入れるタイプじゃなかったらしい。

現金もそのまま置いてたけど、それはすべて燃えてしまった)

が水で濡れているのでストーブの前で乾かす作業と、

情報を整理する時間に。


形態も財布も何もないので・・・


・保険会社を調べる。

・水道、電気、ガスを止める。

・銀行に問い合わせる。

・職場に連絡する。

・自動車が燃えたので購入した会社に連絡。


を、我が家の電話を使って連絡していく。。。が


1:保険会社がわからない

→銀行に電話して引き落とされた会社を教えてもらって解決。

2:水道などに連絡。ほとんどがオペレーターで後日対応。

3:職場に連絡→問題なし。

4:自動車→現場検証の時に車確認していった。

→本人立ち合い後に解体許可でるまで動かせない。


簡単にまとめたけど、保険会社を調べるのと、職場の連絡先を調べるのはすごい時間かかりました。

携帯電話に登録してるとわからないものです・・・。


その後、風呂に入りたいというので風呂を沸かして・・・布団がないというから

寝袋ほしいといわれ、風呂入った後にホームセンターに駆け込んで購入。

長靴も買ってきた。

(病院代15万は後払いできるけど・・・生活費は10万援助した・・・)


晩御飯、叔父は徒歩五分のセブンイレブンで買うからいいと(多分気を使って)

毎日コンビニ飯だった。


ニュースで全国放送になったので遠方の親戚(といっても疎遠でめったに連絡しない)が

電話してきたり、いろいろ叔父あての電話が多い・・・。

仮住まいだから居候だからなるべく電話しないでくれと伝えてくれてたけど

あまり気にしない輩は頻繁に電話してきて・・・大変だった。

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翌日11/21

叔父は「本人立ち合い」の現場検証。警察と消防といっしょに。

移動手段無いからパトカーに乗せてくれって言ってた。

(お巡りさん困ってたぞ)


この日あたりから雪が降る予報だったので倒壊する前に急がなければいけなかった。


午前中で終了。

その後消防署で罹災証明を発行できると説明を受ける。

100円玉だか500円玉貯金の貯金箱回収してきたらしい。


我が家に保険会社の訪問とか、電気・水道などの会社から電話とかあわただしくなります。


たしか消防に提出する書類

何が燃えていくらぐらいの損害が出たかというのを細かく書かないといけない。

保険会社にも同様の書類を書いて提出するらしい。


祖父の遺体は旭川の医大で司法解剖されている。

(現場検証と司法解剖の結果で事件性はないと判断)


明日以降に札幌から保険会社の監査員がくる。


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(ぶっちゃけあまり覚えてないのでここからまとめ)

・携帯電話

叔父が携帯の契約を止めようとショップに行ったが、

ショップでは対応できないのでその場で本部に電話して

瓦礫から本体を持ってきてほしいといわれた。

中のSIMカードが無事なら機種を変えて安くできると説明。

再び現場に行き携帯を掘り起こしてきたが溶けてしまっていたため

代替機を渡されて手続き待ち。

初期設定のため迷惑メールが鳴り響いてうるさかった。

(緊急連絡があるかもしれないからとマナーモードにはしない叔父)


・遺体は司法解剖後、O市の警察署に保管。

司法解剖が終わっただけなので身元を確認しないといけない。

DNA検査なら1か月かかる場合がある、身元確認が完了しないと

現場を解体できない。

祖父がかかりつけだった歯科医が来てくれて歯形から身元確認完了。

その後すぐ火葬。位牌も作れる状況ではないので、お寺でお骨を預かっていただき、

法要もできないのでお寺にすべてお願いした。


・がれきの撤去

引っ越しのあとに家を解体するのとは違い燃えた家を解体する場合

(自治体によって違うが)O市では1トン3万円。(火災瓦礫は3倍価格)

今回かかった金額は約900万。


・祖父の家

祖父はもともと大工(その後公務員)だったため設計建築を祖父が行った。

消防隊員からも不思議な作りで地下ガレージもあって

こういう作りは最初から想定してないと建てれないといってた。

その分、コンクリート基礎が多くて瓦礫の重さがマシマシになった。


・保険

保険調査員が札幌からきて罹災後の家を寸法して検証していった。

その後、叔父と面談したが5分に1回「祖父の死因」について質問してくるらしい。

詐欺などを警戒してということらしいが・・・。

面談後「これも仕事なのですみませんね」と言って帰っていったらしい。

保険金がいくら出るのか叔父から話は来ない。

1月中旬~2月になるという話もある。


・不幸中の幸い

叔父に友人が多く、アパート経営者もいた。

そのため罹災者アパート(結局M町は本籍が違うからと断られた)は

手続きに時間がかかるうえ、修理しないと住めないため

友人のアパートを紹介してもらって居候10日後に出て行った。

 祖父も元市役所に勤めていたため、少し話がスムーズに進んだこともあった。


・現場の両隣

元暴力何某のご自宅は、煙を吸い込んだので気分が悪いので医療費を、

アパート管理会社は壁が焦げたので弁償を、

とそれぞれ言ってきてるそうですが

火災による被害というのは自前の火災保険で対処するのが日本の法律で決まっているので、

菓子折り持って行ってごめんねくらいでいいそうです。

弁償しますって言ったらアウト、搾りつくされるので気を付けよう。


・まとめ

だいじなものは金庫に入れようね。






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